Mac で Amazon EC2 API Toolsを設定する

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最近土曜日と思ってまったりしていたら火曜日で慌てた小室です。 初心を忘れない!という事で、MacでAmazon EC2 API Toolsを設定する方法についてメモします。

前提

  • Mac OS X version 10.7.5

設定方法

まずファイルをダウンロードします。

ec2-api-tools-日付.zipがダウンロードされるので、解凍しましょう。
ここでは例として/Users/komuro/project/aws/tools/にダウンロードしてec2-api-toolsというフォルダー名で展開したとします。 ファイルまでのパス

/Users/komuro/project/aws/tools/ec2-api-tools/

アプリケーションフォルダー内からユーティリティを探し ターミナルをクリックして起動させる

$ export JAVA_HOME=<PATH>
# Mac Bookだと以下にする
#(例) export JAVA_HOME=/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Home

APIをダウンロードした場所にパスを通す

$ export EC2_HOME=<path-to-tools>
#(例) export EC2_home=/Users/komuro/project/aws/tools/ec2-api-tools
$ export PATH=$PATH:$EC2_HOME/bin

 公開鍵/秘密鍵のパスを通す

$ export EC2_PRIVATE_KEY=~/.aws/pk-hogehoge.pem
$ export EC2_CERT=~/.aws/cert-hogehoge.pem

アクセスキー/シークレットキーを設定する

$ export AWS_ACCESS_KEY=hogehoge
$ export AWS_SECRET_KEY=mogemoge

動くかどうかテストする(以下のec2-describe-regionsは現在利用出来るリージョンの一覧を取得するコマンドです)

$ ec2-describe-regions
REGION    eu-west-1    ec2.eu-west-1.amazonaws.com
REGION    sa-east-1    ec2.sa-east-1.amazonaws.com
REGION    us-east-1    ec2.us-east-1.amazonaws.com
REGION    ap-northeast-1    ec2.ap-northeast-1.amazonaws.com
REGION    us-west-2    ec2.us-west-2.amazonaws.com
REGION    us-west-1    ec2.us-west-1.amazonaws.com
REGION    ap-southeast-1    ec2.ap-southeast-1.amazonaws.com
REGION    ap-southeast-2    ec2.ap-southeast-2.amazonaws.com

.bashrcに設定

これらのexportした環境変数は自分の.bashrcに設定する事が出来ます。私の.bashrcは今のところこんな感じです(修正してます)。

$ cd
$ vi .bashrc

alias emacs='vim'
alias vi='vim'

if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
export AWS_PATH=/Users/komuro/project/aws/tools
export EC2_HOME=${AWS_PATH}/ec2-api-tools.current
export PATH=${PATH}:${EC2_HOME}/bin
export JAVA_HOME=/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Home
export AWS_ACCESS_KEY=hogehoge
export AWS_SECRET_KEY=mogemoge
export EC2_PRIVATE_KEY=/Users/komuro/.aws/x509.pem
export EC2_CERT=/Users/komuro/.aws/x509.crt

 

Tips

(1) 時々ある事ですがPATHを間違えてコマンドが見つからずファイル修正もままならない時があります。そんな時は以下のコマンドを打つと大体直ります。

$ export PATH=/usr/local/bin:/bin:/usr/bin

(2) 環境変数に、利用リージョンやアベイラビリティゾーンの設定をする事が出来ます。リージョン指定がないのディフォルトの米国東部のリージョンを見に行くので、東京リージョン利用者には指定しておいて損は無いかもしれません。

$ export EC2_URL=https://ec2.ap-northeast-1.amazonaws.com

※もし実行コマンドに --region リージョンでオプションとして指定されていた場合、同じオプションに-U URLで指定されている内容、また環境変数のEC2_URLを上書きします。

$ ec2-describe-instances -U https://ec2.eu-west-1.amazonaws.con --region ap-northeast-1
#この内容だと東京リージョン(ap-northeast-1)にあるインスタンス一覧が返ってくる

RDSのAPI Toolsを使う場合は上記EC2_URLを利用してくれないので、EC2_REGIONを設定しましょう。

$ export EC2_REGION=ap-northeast-1

(3) 使い方tipsですが、--filter機能を使うと返却値の抽出が可能。例えばtag:キー=値でタグを検索出来る。*を使って部分一致する事も可能

$ ec2-describe-instances --region ap-northeast-1 --filter tag:created_by=aya*

 (4) ec2-ami-toolsとec2-api-toolsはほとんど同じ設定方法です
(5) API ToolsはAmazon Linuxには最初からインストールされています(便利!)
(6) Ubuntuを使っている場合は、 aptでインストールが出来ます。

$ sudo apt-get install ec2-api-tools

(7) Ubuntuの場合、Javaパケージはrestrictedに入っているのでapt/sources.listに追加をしてインストールするとよいと思います。
(8)面倒くさい!と思った人はHomebrewからインストールも出来ますよ

$ brew install ec2-ami-tools ec2-api-tools

次回

他のAPI Toolsの設定方法についてメモします。