こんにちは。CSチームの馬場です。
先日、社内で『第一回 Ruby on Rails 勉強会』を開催しました。
社内勉強会なので、営業・インフラエンジニア・プログラマー、と興味があれば誰でも参加OK、お酒・つまみ持ち込みOKという社内ならではのゆるい勉強会です。 第一回、と銘打っていますのでRuby on Rails 勉強会はとある目標に向けて開催されています。 それは、
『Ruby on Rails でブログをつくる!!!』
という目標です。 この目標に向けて勉強会が開催される予定です。 さて、初回ということで今回の内容は、
環境
Server: EC2
OS: Amazon Linux AMI release 2012.09
Ruby: 1.9.3-p374
Rails: 3.2.11 ※ git を利用しますので、事前に git のインストールが必要です。
rbenv は複数バージョンのRubyを扱うツールです。
rbenv では同一の環境内に異なるRubyの実行環境を作ることができるので、いちいちバージョン毎に環境を作る必要がありません(便利!)。 rbenv と ruby-build を入れると rbenv install コマンドが使えるようになります。
Rubyのライブラリ/アプリケーションです。
gem コマンドにより、各種パッケージのインストールが可能です。
アプリケーションは以下のコマンドで作成できます。
※--skip-bundle は bundle install を省くオプションです。 次に Gem 管理用に bundle をインストールします。 ★Bundlerとは
Rails3のパッケージ管理ツールです。
コマンドひとつで依存関係を調べ必要なGemパッケージをインストールしてくれます。
アプリケーションごとに独立してインストールされるため、環境を汚染しません。
※コマンドは bundle なので注意。
パスの設定は .bundle/config というファイルに記載されるので、次回以降は
以上でRailsの環境構築は完了です。
ここまで長くなりましたが、依存関係に悩まされることもなくパッケージを使ってインストールできるため導入はとても簡単です。 勉強会ではブログの元となるモデル/コントローラーを作り、ブラウザの表示までおこないましたがそれについては次回をお楽しみに。 社内でおこなう勉強会は前述の通り、和やかにゆるくおこなわれますが、Rubyに初めて触れるというメンバーでも環境構築からブラウザ表示まで無事に達成することができました。
営業メンバーやインフラエンジニアも多く参加していますので、Ruby on Rails 勉強会を終える頃には社内転職者が現れるかもしれませんね。
社内勉強会なので、営業・インフラエンジニア・プログラマー、と興味があれば誰でも参加OK、お酒・つまみ持ち込みOKという社内ならではのゆるい勉強会です。 第一回、と銘打っていますのでRuby on Rails 勉強会はとある目標に向けて開催されています。 それは、
『Ruby on Rails でブログをつくる!!!』
という目標です。 この目標に向けて勉強会が開催される予定です。 さて、初回ということで今回の内容は、
- Railsの環境構築
- Railsでひな形(not scaffold)の作成
Railsの環境構築手順
今回用意するのは以下の環境です。環境
Server: EC2
OS: Amazon Linux AMI release 2012.09
Ruby: 1.9.3-p374
Rails: 3.2.11 ※ git を利用しますので、事前に git のインストールが必要です。
Rubyのインストール
Rubyのインストールには rbenv を利用します。 ★rbenvとはrbenv は複数バージョンのRubyを扱うツールです。
rbenv では同一の環境内に異なるRubyの実行環境を作ることができるので、いちいちバージョン毎に環境を作る必要がありません(便利!)。 rbenv と ruby-build を入れると rbenv install コマンドが使えるようになります。
# install rbenv git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv # install ruby-build git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build # install rbenv-gemset git clone git://github.com/jamis/rbenv-gemset.git ~/.rbenv/plugins/rbenv-gemset # パスを通す echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile exec $SHELL -l # install Ruby rbenv install 1.9.3-p374 rbenv rehash rbenv global 1.9.3-p374Rubyの切り替えには、以下のコマンドを使用します。
# システム全体で使う場合 rbenv global 1.9.3-p374 # 特定のディレクトリ(プロジェクト)で使う場合 rbenv local 1.9.3-p374
Railsのインストール
Ruby on Rails は Gem パッケージとして配布されているので、 gem install コマンドでインストールできます。 ★GemとはRubyのライブラリ/アプリケーションです。
gem コマンドにより、各種パッケージのインストールが可能です。
# install Rails gem install rails rbenv rehashRailsアプリケーションを作成します。
アプリケーションは以下のコマンドで作成できます。
rails new <アプリケーション名>早速『rails-hands-on』というアプリケーションを作成してみます。
rails new rails-hands-on -T --skip-bundle ※ cd rails-hands-on※-TはTest::Unit を作成しないオプションです。今回はRSpecを使わないので-Tを指定しています。
※--skip-bundle は bundle install を省くオプションです。 次に Gem 管理用に bundle をインストールします。 ★Bundlerとは
Rails3のパッケージ管理ツールです。
コマンドひとつで依存関係を調べ必要なGemパッケージをインストールしてくれます。
アプリケーションごとに独立してインストールされるため、環境を汚染しません。
※コマンドは bundle なので注意。
# install bundler gem install bundler # Gemfileを編集 vi Gemfile + gem 'haml-rails' + gem 'therubyracer' + group :development, :test do + gem 'rspec-rails' + end bundle install --path vendor/bundlebundle install の際に、パス(--path vendor/bundle)を設定すると指定のディレクトリにインストールされます。
パスの設定は .bundle/config というファイルに記載されるので、次回以降は
bundle installとするだけで、同じディレクトリにインストールされます。 rspec をインストール
bundle exec rails generate rspec:installサーバーを起動
bundle exec rails serverブラウザでアクセスして『You’re riding Ruby on Rails!』が表示されればOKです。
以上でRailsの環境構築は完了です。
ここまで長くなりましたが、依存関係に悩まされることもなくパッケージを使ってインストールできるため導入はとても簡単です。 勉強会ではブログの元となるモデル/コントローラーを作り、ブラウザの表示までおこないましたがそれについては次回をお楽しみに。 社内でおこなう勉強会は前述の通り、和やかにゆるくおこなわれますが、Rubyに初めて触れるというメンバーでも環境構築からブラウザ表示まで無事に達成することができました。
営業メンバーやインフラエンジニアも多く参加していますので、Ruby on Rails 勉強会を終える頃には社内転職者が現れるかもしれませんね。