Glacierで思い出よ永遠に。

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みなさんこんにちは、ストレージはハードで持ちたくない羽柴です。 早速ですがみなさん個人でのストレージってどうしてますか? 私は一部NASはありますが、基本的にはS3を利用しています。 ただ最近、S*NY製のビデオカメラを買ってしまったことで徐々に動画ファイルが多くなり、持っているHDDレコーダーもSO*Y製のためレコーダーへの転送は超簡単なのですが、HDDを信用していない私としては動画ファイルもS3にあげようかと思っていたところで、動画ファイルは容量が結構あるためS3の料金もさすがに不安になってくるなぁと思っていました。
そうだ Glacier に入れておけばいいか。
Glacierは Amazon Web Services社 が提供する低価格ストレージサービスです。高い耐久性と低コストが特徴であり、取り出しに4時間程度かかることから長期におけるデータのアーカイブ・バックアップに適しています。
最近S3に置いたファイルを自動的にGlacierへアーカイブさせる機能が提供されたと思いますんで、早速やってみました。 動画ファイルはそもそもSON*製レコーダーにコピーしてあるので、AWS側のデータへ基本的にアクセスすることはなく、あくまで保存だけできて基本的には取り出さないという用途からこれは間違いなくGlacier向きです。 さらに、S3から利用できると普段私が愛用している Mac のファイラーアプリ Forklift からも簡単にUPできることも大きなポイントです。 構成は簡単、こんな感じ。 というわけでやってみます。    

S3上にディレクトリを作成

まず、利用しているBucket内にアーカイブするディレクトリを作成します。これは別にやらなくてもいいんですがわかりやすくするために作りました。 っていうかS3のManagement Consoleの画面が変わりすぎていて動揺が隠せません。     落ち着いて、 Movie_Glacier と。    

ルールの追加

続いて対象の Bucket に戻って Properties から Lifecycle を選び、S3にアップしたファイルをGlacierに移すルールを追加します。   ルールを設定します。 簡単に項目を説明を下記しますね。
Name ルール名です。
Prefix アーカイブする正規表現。ディレクトリを Movie_Glacier をしたのでこんな感じに。
Time Period Format 何日後にアーカイブするか、日付指定でのアーカイブも出来る。
Action Transition to Glacier アーカイブする日にち指定です。倹約家な私は1日後としてみました。
Action Expiration 何日後にS3から消すか。倹約家な私は1日後としてみました。
とSaveしたらエラーが。     どうやらGlacierにTransitionしたあとでないとExpirationできないみたいです。 では倹約家の私は以下の設定にしました。         

ファイルのアップロード

そして最後に動画ファイルをアップロードしておしまいです。  

まとめ

とても簡単に設定できました。あとはこれを cron かなにかで特定のディレクトリに対してスケジューリングしちゃえば完璧なのですが、ちょっとそこまではいいかなと思いましたんでここまでで完了です。 面倒くさがりの私にとって、DtoDのバックアップもめんどくさければDVDやBDに焼くのも無しで、とはいってもS3ではちょっと料金がかさむなぁと思っていたのでちょうどよかったです。Glacierなら1TB保存していても月約1,000円ですからね。 以上でございました。