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AmazonとAzure合同クラウド女子勉強会

2011年5月3日 by nakajima

こんにちは。営業の中嶋です。

先日4/30、品川のMicrosoft本社にてクラウド女子勉強会に参加してきました。

Amazon Web Servicesの日本ユーザー会であるJAWS-UG(AWS Japan User Group)の女子グループであるJAWS-UGクラウド女子会

Windows Azureの日本ユーザー会の女子グループであるJapan Windows Azure ユーザー会 女子部

2つの女子グループが集まってクラウド女子会合同勉強会という形で勉強会が行われました。

テーマは「クラウドって結局なんなの?美味しいの?」

AWSやAzureを使った事例をご紹介してくださったり、AWSとAzureの違いを教えていただいたりしました。

◆AWSエバンジェリスト玉川さん◆

玉川さんの1つ目のデモは「Amazon S3」

S3のメリットは以下のとおりです。

  • S3に置いたオブジェクトにURLが付くので、簡単なWebサイトならすぐできる。ぽちっと
  • 複数のロケーションに自動複製してくれるためデータが消える心配は少ない
  • 画像や動画などのバックアップのために使える
  • 1GB/約10円とかなり安い

安さと手軽さから個人でも使いやすいということですね。

2つ目のデモ「AWS CloudFormation」

CloudFormationとは、複雑なシステム構成を1つの関数コールで呼び出すことができるサービスです。

EC2を並べて、RDS組んで、ELBで振り分けて、セキュリティグループの設定などなど設定が複雑なほど全く同じ構成を組むには非常に難しく、その手間を解消するサービスなのです。

今回も恒例のAWS vs 人間の対決が行われました。

株式会社マイニングブラウニーの代表取締役、得上さんがAWSに挑んだわけですが、結果惨敗…。

AWSの楽で速いというものをより実感させられました。

◆Windows Azureエバンジェリスト砂金さん◆

Azureの活用方法やMicrosoftのサービス提供の仕組みから女子力UPの方法を伝授してくださるという内容でした。

大事なのは選球眼と強引さだそうです。

選球眼を養うためには場数を踏むべき=事例をよく見るべき

ということで、クラウドに適したサービスの事例として以下の3点をご紹介してくださいました。

  • キャンペーン用サイト
  • ソーシャルアプリ
  • 複雑な計算を必要とするサービス

キャンペーンのサイトは期間限定であったり、ソーシャルアプリはどの程度の人が利用するか予測不明のためクラウドに向いているという話は以前から耳にしていることが多かったのですが、複雑な計算を必要とするサービスは意外な視点だと思いました。

複雑な計算を必要とするサービスとして紹介されていたのは、ルービックキューブアプリ

ルービックキューブを元に戻す最短のパターンを割り出すというサービスです。

その中身はすべての組み合わせを事前に計算して、その結果をストレージに保存。

計算量が半端ないので、スペックの低い1台のサーバで行うと数週間とかかってしまうのですが、これをクラウド(Azure)ならsmallインスタンス10台で運用し、安く使うことができるとのこと。

複雑な計算を必要とするサービスってなんだろうと考えたのですが…例えば、調査会社などの毎日の膨大なデータの計算を行う上で必要なシステム、とかはどうなんでしょうか。

クラウド導入のメリットとしてこのような切り口もあるんですね。

また、砂金さんがおっしゃっていて印象的だったのが

「新しいものを作るのではなく、未来にある普通のものを作ることが大事」

新しいからといって使いやすくなく寿命が短いものを作っても意味が無いのだなと。

おばあちゃんでもおじいちゃんでも使えるものを提供したいです。

◆AWSとAzureの違い◆

AWS:破壊者。守らず、過去のしがらみをかなぐり捨てて、前へ進んでいける

インフラの上に載せるものは決まりがないのでなんでもできる

Azure:Microsoft帝国(例えば、施設充実)。インフラだけでなく、Microsoftの製品を使って何かしたい!というときは様々な部署にいってかけ合ってくれるとのこと。

それから、従量課金の仕方に違いがありました。

AWS:使った時間から1時間単位で課金される。

Azure:Azure:0分-59分の区切りで課金されるので、58分に立ち上げて03分に落とすと2時間分課金される。(※Azureは時計の時間で区切られているようです。)

この違いを知らない人は多いのではないでしょうか。

◆プライベートクラウドについて◆

玉川さん、砂金さんへの質問で「プライベートクラウドの将来をどう考えているのか」というものでした。

玉川さんのご意見は、プライベートクラウドはクラウドじゃない。

クラウドのメリットは初期費用がかからない、使った分だけの課金であること、運用負担の軽減であるのにそれが全く生かされていない。

大きなサーバーに仮想化技術を取り入れたプライベートクラウドではクラウドの価値を提供出来ていない。

一方で、Amazonで提供しているVPC(バーチャルプライベートクラウド)という、社内サーバーからAmazon EC2の一部を隔離した領域にVPN接続できるサービスは押していきたいとのこと。

砂金さんはWindows AzureのサービスVMRoleをご紹介されました。

手元のイメージをクラウドに持っていくことも簡単にでき、逆に手元にすぐ戻すことも可能。

実際にクラウドに持っていったら思ったより費用がかかり、長年使うなら手元のサーバーでの運用のほうが費用がかからなかったというお客様に好評だそうです。

Windows Azureとローカルで行き来でき、クラウドでは心配という人のためにクラウドを利用する最初のきっかけになるようです。

お客様はクラウドではセキュリティが心配という人がまだ多くいらっしゃいますが、クラウドの恩恵を実感していただくためにもAWSやAzureのセキュアなサービスを利用していただくことから始めてほしいなと思います。

◆ユーザーのみなさまのLT◆

印象に残ったのは、やはり期間限定やアクセス予測不明のサービスでクラウドは有効に使えるといったことでした。

震災関係では募金キャンペーンの「STANDUP!JAPAN2011」というサービスで、すぐにリリースしたいということと様々なタレントさんの9時間生放送の動画配信をやりかなりのアクセスがあったということで、Azureが非常に適していたということでした。

クラウドに適したサービスのポイントは「短期間利用!」「キャパ不明!」「即行リリース!」なのだと思います。

◆全体の感想◆

  • Microsoft本社の31階からの眺めはすてきでした
  • Windows Phone 7の性能にびっくり
    • 画面の動きのスムースさやライブタイルのすぐ情報が見えるのは良いかも
    • …が、クラウド女子が持つスマートフォンは9割iPhoneでした。
  • クラウド女子の中にも既にiPad2を持っている人がいて先進的☆
  • クラウド女子が声を揃えて言う「重いサーバを運ばなくていいことがクラウドの大きな恩恵」
  • 集まった支援物資はダンボール3箱分というクラウド女子の素敵女子力が発揮
  • クラウド女子のみなさんはスイーツ大好き
    • 市販のプリンや杏仁豆腐より、オヤツ男子手作りのケーキに群がりました

クラウド女子会というくくりで勉強が開かれるとやはり参加しやすい方が多いのだと思います。

このような会を開いてくださったJAWS-UG女子会代表小室さん、JAZ女子部代表安東さんに改めて感謝いたします。

そして、小室さんがおっしゃっていた言葉を胸に、さらにクラウドを追求していきたいと思います。

「クラウドのしっぽにしがみついて、放さなかった先には雲から見下ろす新しい世界が待ってます」

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