謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中に賜りましたご厚情に、厚く御礼申し上げます。

このブログをご覧の皆様はご承知のことと思いますが、当社は5年前からクラウドへの取り組みを始めており、お陰様で(特にAmazon Web Servicesの分野では)少しずつではありますが、お客様からご指名を頂戴したりといった、認知して頂ける機会が増えて参りました。
そうした変化が2011年に一挙に押し寄せたわけですが、それをご説明するために私が過去2年、年始に書いてきたブログ記事を引用してお伝えしたいと思います。

2010年は、昨年同様経済的に厳しい状況が続きそうだと言われております。しかし、不況下でこそ私たちが推進するITの変動費化、すなわちクラウド化が本格的に進むと考えております。松下幸之助翁が「不況もまたよし」と言われたように、私たちは不況を味方につけ、厳しい経済状況だからこそ必要とされるサービスを提供していきたいと考えております。

そして2010年。

当社では、2008年よりクラウドコンピューティングへの取り組みを始めておりますが、 昨年になってようやく「クラウドの何たるか」という知名度の問題は解消され、 今年からは「クラウドをどう使うか。どのように具体的な利益を出すか」 というフェーズになるものと考えております。
私たちも、これまではクラウドの技術的な側面をプッシュしてきましたが、
これからは、
「クラウドを使って、現実の問題がどう解決されるのか」
「クラウドによって、これまで不可能だったことがどのように可能になるのか」
というビジネス面での解決策により焦点をあてて、 お客様の問題を解決するパートナーとして活用していただける様な存在になるべく、 努力を重ねたいと考えております。

少しは前進しているものの、2009〜2010年の歩みがゆっくりしたものであったことは、漠然とイメージして頂けるのではないかと思います。

ですが、2011年は前2年とは全く異なる年になりました。
お客様との話も「クラウドがどうか?」ではなく、「どう使うか」というお話しが中心でした。
2011年中に、私がAmazonのクラウドについてプレゼン・講演等を行う機会は全部で68回ありましたが、その全てに「実際のお客様事例」が入っており、お話しさせて頂く内容も、抽象的なものから、より具体的な話に変化してきました。

ビジネス面では大変な追い風が吹いた年でしたが、こうした変化のきっかけとして、震災の影響があったことは間違いありません。そして、被災された方々のことを思えば、無邪気に喜んでばかりもいられないと思っています。

年末の紅白歌合戦で、福山雅治さんが

「震災後、ツアーを継続するかどうか迷った。迷ったけど、大きな被害を受けなかった自分にできることは、いつも通りのことをやることしかない。自分は歌を歌うしかないと思い、複雑な気持ちを抱えながらもツアーを継続した」

という主旨のことを言っていました。
私も同じ気持ちです。
被害の軽微だった私たちは、いつも通りのことをやり、30兆とも40兆ともいわれる復興にかかるお金を少しでも賄わなくてはいけない。
その思いは、「ビジョン3・11」を書いた3月から10ヶ月が経った今も、変わることはありません。今年も、「パブリッククラウドの推進、雇用の創出、納税」の3つを旗印に、前に前に進んで参ります。

今年も一年、どうぞよろしくお願い致します。